そらをみあげながら…

春の嵐、第二弾。天気予報になかった、雷雨。そして、北風。

今は、晴れて雲も移動、お月様が夜空にぽっかり東京です。

　最近、親孝行って何だろうって考える。

　中学生の頃にはもう両親を亡くしてしまった私の母は　いつも言う。

　　　『いいわね～私もこんな風に、母といっぱい話したりしたかったわ』　と。

　幸い、私は両親とも健在で、家族仲良く、そして全員問題があるような大きな病気もなく、恵まれているんだなあと、最近よく思ったりする。周りで、病気の家族がいたり、ご不幸があったりすることが続いたからかな。

　そして会社に入ってから、ずーっとお世話になっている同じ部のSさん。ぽつりと一言。

　『親が健在なうちに親孝行してあげて。僕はそれが出来なかったから』

　なんだか切なくって、涙があふれそうになった。

　　ベストセラーになり、ドラマにもなっているﾘﾘｰﾌﾗﾝｷｰさんの東京タワーにも書いてあった。

　　　　どれだけ親孝行をしてあげたとしても、いずれ、きっと後悔するでしょう。

　　　　あぁ、あれも、これも、してあげればよかったと。

　　春の嵐、移り変わる空をみながら深く考える。親のこと。これからのわたしのこと。

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